工場視察の評価を上げる秘策

審査のつぶやき写真


審査で多くの工場を訪問しますが、私が好印象を受ける2つのポイントを
ご紹介します。

「好印象=ISO的な管理が出来ている=不適合がない」という訳ではありま
せんが、ISOの審査や顧客視察等の訪問者に「好印象」を与えることに越し
たことはありません。

タイトルを“秘策”としたのは、例えば築数十年の建屋や年代物の機械、
限られた敷地で余裕の無い作業スペース、機械油やインク等を多用する汚れ
やすい環境、職人気質で5Sを受容れない雰囲気等、訪問者を迎える準備に
苦労している組織の方に「これならできる」ポイントとしてお伝えしたい
からです。

1つ目は「通路の確保」です。初めて工場に入る人にとって、まず気になる
のは「どこを歩けばいいか」です。危険がないか、或いは作業の邪魔になら
ないか等の理由からですが、安心するのは「緑のラインで作られた通路を
通って下さい」等の言葉です。工場の様子からスペースが厳しいことは解る
ので、無理に幅広く通路を取る必要はなく、確保できる幅で構いません。

そして、重要なのは資材等がはみ出していない「確保」です。
例えば、3メートルの通路であっても資材が通路にはみ出していれば台無し
です。

2つ目は「きれいな掲示物」です。機械油等を多用する作業場では、どう
しても機械、作業台、工具、通路等が汚れて(決して“汚い(きたない)”
という意味ではありません)しまいます。その状況で、掲示物までが同じ
ように汚れていることが多いのですが、作業手順や注意事項等の掲示物は、
視察者にとって注目点の一つです。その注目される掲示物が汚れている状態
と、全体が汚れている中でも「浮き出す」ように掲示物がきれいな場合では、
まさに雲泥の差があります。新しい物に作り直す必要はなく、読み取れる
程度に清掃するだけで十分です。

これら2つは当たり前のことですが、なかなか実践できていないのが現状
です。そして、比較的短期間で整備が可能で、効果が大きい意味ことから
“秘策”としました。ぜひ、訪問者の好印象をゲットして好成績につなげて
下さい。