ISO29990とは

 

ISO29990とは、2010年8月30日に発行された、
非公式教育及び訓練における学習サービスの国際規格をいいます。
非公式教育とは、学校教育法以外の教育をいい、学習塾や語学学校、
民間の就職支援会社、資格取得学校などが該当します。

最近、この規格が、民間の就職支援会社、学習塾や語学学校等から
注目を浴びています。

そのわけは、厚生労働省が、国の求職者支援事業等に関連して、
ISO29990の導入を推奨しているからです。

※職業能力開発基本計画に関する厚労省告示、P39記載

 

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ISO29990の取得で評価点が加点

 

平成26年8月25日、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構は、
「求職者支援訓練の選定方法」について、その内容をHP上で公開して
います。

それによると、ISO29990の取得は、評価点が5点加点されることが
表記されています。

平成27年1月以降に開講する訓練科から適用とのことです。

・求職者支援訓練の選定方法の詳細

ISO29990規格の概要

 

ISO29990規格の概要は以下のようになります。

1.規格の目的
2.用語及び定義
3.学習サービス
 3.1学習サービスの決定
 3.2学習サービスの設計
 3.3学習サービスの提供
 3.4学習サービスの提供の監視
 3.5学習サービス事業者による評価
4.一般管理要求事項
 4.1一般マネジメント要求事項
 4.2戦略及び事業管理
 4.3マネジメントレビュー
 4.4予防処置及び是正処置
 4.5財務管理及びリスク管理
 4.6人的資源管理
 4.7コミニケーション管理
 4.8資源の配分
 4.9内部監査
 4.10利害関係者からのフィードバック

要求事項は、全部で44あり、文書化は8つ、記録化は2つのみです。
ISO9001と類似性が大きい規格であることがわかります。

ISO29990は、どうやって取得できるか?

 

審査機関の審査を受審して、取得しますが、
取得の準備として、社内にISO規格の要求事項を満たした仕組みの
構築とその運用をすることが必要です。
具体的には、文書化作業が必要となります。

気になる取得費用ですが、ある企業の例を聞いたところ、
コンサルティング費用と審査費用を含めて、
約300万円〜400万円くらいだったそうです。

ISO29990の審査のポイント

 

1.組織マネジメントがしっかりしているか?

ISO29990規格の要求事項、4.一般管理要求事項のところが
しっかりしているか、これが大事となります。

経営的な観点から見直しをしてしっかり指示しているか、
課題や問題事項に対して、予防や是正処置がしっかりできているか、
などがポイントとなります。


2.学習評価がしっかりできているか?

ISO29990規格の要求事項、3.学習サービス、3.5学習サービス
事業者による評価のところがポイントとなります。

これは、「学習者の評価」と「学習サービスの評価」の2つを意味
しており、これがうまく実施され、機能しているかが審査されます。


3.学習プロセスがしっかりできているか?

文書化と関連している項目であり、
諸手続等を含めたプロセス体系図等を作成して、プロセスを明確にしているか、
これがポイントとなります。


4.コンピテンシー(力量)が明確化されているか?

3つのコンピテンシー(力量)の明確化が必要です。

その3つとは、以下になります。

@「学習サービス提供に関する力量」(カリキュラムの開発や学習テクノロジーの適用等)
A「個人的特質に関する力量」(プレゼンテーション、指導力等)
B「ビジネス的力量」(利害者の管理、事業実績の管理等)


これらの力量を明確にすることがポイントとなります。

ISO29990とISO9001の対比表

 

ISO29990は、ISO9001と類似する箇所があります。
以下に対比表を記します。

 

ISO9001 ISO29990 
1、1.1、1.2 適用範囲、一般、適用 1 適用範囲
2 引用規格    
3 定義 2 用語及び定義
4 品質マネジメントシステム 4
4.1
4.2
学習サービス事業者のマネジメント
     
4.1
一般要求事項
4.1
一般マネジメント要求事項
4.2 文書化に関する要求事項
付属書A
事業計画の内容
5 経営者の責任
4
学習サービス事業者のマネジメント
5.5.3
内部コミュニケーション
4.7
コミュニケーションマネジメント
5.6 マネジメントレビュー
4.3
付属書B
マネジメントレビュー
マネジメントシステムのレビューのための情報
6 資源の運用管理
4.8
リソースの割り当て
6.2 人的資源
4.6
人材管理
6.2.1 一般
4.6.1
LSPのスタッフ及び協力者のコンピテンシー
6.3 インフラストラクチャー
4.8
リソースの割り当て
6.4 作業環境
3.3.3
学習環境
7 製品実現
3
学習サービス
7.1 (製品実現の計画)一般
3.2.1
学習サービスの目的及び適用範囲の明確化
7.2 顧客関連プロセス
3.1 学習ニーズの確定
7.2.1 製品に関連する要求事項の明確化
3.1.2 利害関係者のニーズ
7.3 設計・開発
3.2
学習サービスの計画
7.4.1 購買
   
7.5
製造及びサービス提供
3.3
学習サービスの計画
7.5.1 製造及びサービス提供の管理
3.5 学習サービス事業者によって行われる評価
7.6 監視機器及び測定機器の管理
   
8 測定、分析及び改善
3.4
学習サービス提供のモニタリング
8.1 一般
3.5
学習サービス事業者によって行われる評価
8.2 監視及び測定
3.5 学習サービス事業者によって行われる評価
8.2.1 顧客満足
4.10
利害関係者からのフィードバック
8.2.2 内部監査
4.9
内部監査
8.2.3 プロセスの監視及び測定
3.5
学習サービス事業者によって行われる評価
8.2.4 製品の監視及び測定
3.5
学習サービス事業者によって行われる評価
8.3 不適合製品の管理
4.4
予防処置及び是正処置
8.4 データの分析
3.5.1 評価の目標と範囲
8.5.2 (是正処置)一般
4.4
付属書C
予防処置及び是正処置
8.5.3 (予防処置)一般 4.4
付属書C
予防処置及び是正処置

ISO29990システム構築のポイント

 

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