ISOとは?


ISOとは、International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略で、この国際標準化機構が認めた規格のことをいいます。

簡単にいうと、国際的に通用する国際規格のことをいいます。規格には大きく分けると“もの”の規格と“仕組み”の規格があり、よく認証取得で話題にあがる、ISO9001やISO14001は、“仕組み”の規格ということになります。ISO9001とは、品質を会社全体で管理する“仕組み”のこと、ISO14001とは、環境を会社全体で管理する“仕組み”のことをいいます。

“仕組み”とは、具体的にいうと、会社の技術やノウハウを継承するために、会社の中に、計画・実施・チェック・改善のサイクルを作ることです。

では、ISOはどのように取得するかですが、JABやUKASといった認定機関から認められた審査機関によって、審査(文書審査、現地審査)を受けて取得するものです。取得後は、少なくとも1年に1回の維持審査を受け、3年後に更新審査を受けて、ISOの認証を維持していくことになります。わかりやすく、例えると、自動車の運転免許とだいたい同じようなものと考えればわかりやすいと思います。

中小企業におけるメリット・デメリット


中小企業において、ISO取得のメリット・デメリットを考えると、まず、メリットについては、“外部から評価を受けられる”、“現場がきれいになる”、“業務の整理や仕事の考え方を見直すきっかけとなる”、などがあるように思います。

一番大きなメリットは、客観的な評価を外部から受けることだと思います。いくら自分のところで、会社や品質の良さをPRしても説得力が出せませんから、特に中小企業においてはこの部分は大きいところだと思います。

実際、ISOの取得は、対法人営業を考えた場合、名刺にISO取得のマークがあるとないのでは、顧客が持つ印象に違いがあるように思います。

一方、デメリットですが、“手間がかかる”、“お金がかかる”、などがあります。この場合、具体的な手間とは、人手の面も関係してきますが、文書を作成したり、社内教育を行ったりする手間などがあります。

しかし、これらを手間と考えず、いずれは会社の業績に反映できる必要な“投資”と認識できれば、だいぶ違うように思います。

ISO構築上のポイント


ISOの仕組みを構築する上で大事なことは、まず、現状是認で行うことです。

あくまでも通常業務の上に、ISOを当てはめていくことが、考え方として必要です。そうでないと、ISOのやり方と通常業務のやり方が2種類出来てしまい、運用において大きな支障が出てしまいます。その上で、ISOが要求していることで、現状足りない場合は、通常業務に足していくことが必要です。

構築上の要は、ISOは、あくまでの経営の手段(道具)であって、目的ではありませんので、あまりISOという道具にこだわりすぎないことが大事です。かといって、せっかく作った道具を全然メンテナンスしないというのも問題ですので、ISOは使いこなして意味があると理解することが大事となります。

家庭版ISOのすすめ


私は、今まで業種や規模を問わず、多くの企業に対して、ISOの支援を行ってきました。そのISOの支援を行ってきて、実感として思うことですが、いくら会社でISOの仕組みを作っても、やはりそこに所属する個人において、仕組みの理解がないと、うまく機能しないように思います。

結局、作った仕組みは、人が動かすものです。だから、人にフォーカスしていく、さらには、もっと実感しやすい、もっと身近な部分にフォーカスしていくことが必要だと思います。

ISOの考え方は、会社や組織だけに当てはまるものではなく、家庭内でも、同じように、方針や目標、教育が必要だと思いますし、さらには家族一致団結して、生活していく(事業していく)という考えは、ぜひとも必要な気がします。

そこで、そのツールとしてISOを、一般家庭判のISOとして、アレンジして、導入・普及する必要性を感じています。一般家庭も、日常生活のありよう、仕組みを第三者から審査(チェック)してもらい、客観的にお墨付きをもらうことは、自信になり、今ある家庭問題や教育問題などの解決についても大変有効なような気がします。

実際、子供の教育をテーマとした雑誌が注目を浴びているように、子供の教育や妻との関わりなど、現在送っている家庭生活(日常生活)はこれでいいのか、という不安や疑問を持つ人は、多いという現状があります。

その不安や疑問に答えるために、ISOという仕組みで家庭生活を送れば、認めてもらい、安心できる、そして、その結果として、その人の人生が充実したものになり日本という国が良くなれば、と思っております。