
それを受けて、現在、ISOの審査機関や研修機関などは、
規格改正セミナーを開催し、その情報を提供しています。
その情報提供において、注意しておきたいのが、
まだ改正内容が確定したわけではないということです。
実際に、日本適合性認定協会(JAB)では、
IAF(国際認定フォーラム)の指針を公表しており、
以下のようなことを述べています。
“利用者は 規格が国際規格案 (以下 DIS という)の段階で
ある場合でも、技術的な変更は起こる可能性があることを
知っておく事が望ましい。DIS 段階で、準備を行う一方で、
最終国際規格案(FDIS)が発行され、技術的な内容が決定され
るまで、大きな変更は実施すべきではない。”
・IAF参考文書
ISO9001、ISO14001それぞれ7月を予定しています。
上記のことから、ISOの規格改正対応は、技術的な内容が決定されるまで、
大きな変更は行わないようにした方がよいのですが、
ただ、改正の意図するところについては、
変更はありませんので、いかにISOを経営のツールの一つとして、
有効活用していくか、は考えておきたいところです。