コラム2017/1/12 「目的思考」と「仕組み化」は必須の取組み

今年は、どんな年になるのでしょうか。
マスコミ等の報道では、財界トップの方々は、
総じて景気はよい方向に進むようなことを
述べていました。

 

 

一方、帝国データバンクの調査※によると、
回復を見込む企業は約1割にすぎず、
先行きはわからないと回答した企業は、
調査開始以降で初めて3割を超え、
先行き見通しに対する不透明感が一段と高まっている、
との調査結果を出しています。

どんな景気となっても、やはり、押さえるべきことは、
しっかり押さえていこうというスタンスが
必要だと思います。

押さえるべきスタンスとは、2つあります。

それは、「目的思考」と「仕組み化」です。

「目的思考」とは、目的を常に意識して考え、
これは、そもそも何のためにやっているのか?
と常に問いかける思考法です。

本来の目的を忘れ、往々にして、
手段が目的に変わってしまうことはよくあることです。

また、視点として、
目先のものだけに囚われないで、
大きな視点で見る、大局的に見る、ということも
目的思考の一つとなります。

このことをISOの運用で考えて見ると、
たとえば、ISO9001での目的は、
「顧客満足の向上」にあります。

「顧客満足の向上」のために仕組みが
構築されているか、どうかを
しっかり見ていくことが大事となります。

それから、
「仕組み化」については、
出した結果(アウトプット)は、
仕組みに基づいたものとすることです。

PDCAをしっかり回す、
目的に対して、適切な活動を行う、
再現性を確保する、などということが
ポイントとなってきます。

様々なところで、
中小企業の実態を見聞きしますと、
やはり、先行きを心配する声が
多いように思います。

このような経済状況において、
よい製品やサービスを生み出す、
よい結果を出すということが、
どうしても至上命令となりがちですが、
目的や仕組みを意識していくことは、
永続的な組織運営を考える上で、
必須の取組みと言えます。


※出典:「2017年の景気見通しに対する企業の意識調査」
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p161204.html