コラム2019/2/4 担当者を責めることは容易、仕組みで解決する。

千葉県野田市で小学4年の女子児童が、父親の暴力に
よって命を落とした事件が起きました。

 

 

 

 

市教育委員会は、その女子児童が父親から暴力を受けて
いることを記した「いじめに関するアンケート」を
その父親の威圧的な求めに屈して、その父親に渡して
しまったことが遠因だと言われています。

本来、児童の秘密を守るべきものだったものでしたが、
結果的に守ることができませんでした。

担当者を責めることは容易ですが、この場合は、
仕組みとして守ることができるものであったかどうか
の検証が必要です。

例えば、安易な担当者任せでなく、開示決定の承認権限は
適切だったのか。

関係者を含めた情報共有は、形式ではなかったのか。
単に発信すればよい(例:メールのCC等)でなかったのか等。

報道によれば、担当者に任せすぎていたという市側のコメント
がありましたが、単に放置していただけのような気もします。

この問題は、どんな組織でも起こり得る問題です。

例えば、顧客などから、恐喝など不条理な要求に屈しないで
断固拒否できる人は少ないと思いますし、うまく対応できない
ことを自分の無能さによると感じ、周りに知らせないという
こともあり得ます。

組織において、一番のぜい弱性は人にあるわけですから、
それを仕組みで補うことがぜひとも必要であると感じます。