
ISOは、言葉が難しくてよくわからない、
ということをよく聞くことがあります。
実際に、ISOでの規格要求事項は、抽象的
ですから、わからなくて当然なのかもしれません。
このような事情ですので、わからない方は、
質問をするということが当然起こり得ますが、
質問をする方は、質問の仕方を適切に行って
いるだろうか、ということを考えたいと思います。
例えば、上司と部下の関係において、
安易にわかりません。これはどういう意味ですか?
と聞いても、上司としては、「自分で考えろ」と
なりがちです。
こうなってしまうのは、上司の態度が親身でないと
いうより、質問の仕方に問題があるように思います。
もし、このような質問ではなく、
「この文章はこんな意味にも取れるし、またこちら
の意味とも取れるので、どちらが正解なのでしょうか?」
というように、自分が考えたことを先に示して
質問すると、お互いの会話が続きやすいと思います。
今はテレワークの時代だといわれ、直接会って、
コミュニケーションを取ることが少なくなりがちですが、
そうであるからこそ、より一層、コミュニケーションを
工夫していくことが大事であると思います。