新人社員に対する教育訓練や力量評価の一貫として、自社製品に関する知識テストを行うケースがよくあります。対象となる新人社員の定義はいろいろですが、長くても入社後5年程度という印象です。
ですが、先日、ある製造メーカーの審査で「新人社員に対する…」という固定観念を覆されました。
その企業では、部長クラスまでテストを受けており、その点数は全て社内に公表されているのです。テストは製品カタログから作成され、製品特徴や仕様、用途、製品選定上の注意などが出題されます。
「製造や営業で自分が携わる製品の知識は増えて行きますが、その他の製品知識を持つことも重要…」「何よりも、常に学ぶ姿勢を維持するため…」などのご説明を受けました。
製造者として、営業者として、新人として、ベテランとして…ここでは書ききれない程の効果があると感じました。
教育に対する取り組みは、企業理念や企業風土を映す鏡だと強く感じました。