
先日、ある組織から問い合わせがあり、審査ギリギリになってしまい、文書等の準備が間に合わないという問い合わせがありました。夏休みの宿題ではありませんが、組織においてもよく起こり得ることです。
ギリギリの準備となりますと、心理的な負担も大きく、往々にしてアウトプットの質も満足いくものとはなりません。
このような現状を担当者はなんとかしたいと考えますが、実際は、また同じような状況となってしまうことが多いようです。
対策としては、担当者の意識やスキルの問題として、何らかの対策を考えがちですが、この問題は、組織的な対策として考えるべきです。
もちろん、担当者自身が改善できることは最大限行うことが必要ですが、このことには、どちらかというと、あまりこだわないようにすることです。
つまり、その担当者の能力の善し悪しに左右されないように、仕組みで考える必要があります。
具体的には、行うべきことは必ず担当者以外の者が前もって確認する。出来ていなければ、いつまでに、どうやってやるのか期限を決め、本人と合意することです。この場合、何か援助が必要であれば、組織として用意する必要があります。
最近では、いろいろな利便性を持ったITツールがありますから、このようなものを活用して、行うべきタスク情報を共有し、検証していくことが可能です。