2023年4月19日時点で、すでに一部の審査機関は、ISO/IEC27001:2022に基づく審査受付の開始を公表しています。
・一般財団法人ベターリビングシステム審査登録センター
・国際システム審査株式会社
https://www.isa-cb.co.jp/library/isa_isms_2301.pdf
すでにISO27001を取得している組織が、移行審査を受審するにあたっては、移行部分の確認の為、サーベイランス審査と同時に移行審査を受ける場合には少なくとも 1.0 人日分、再認証と同時に移行審査を受ける場合には少なくとも 0.5 人日分の審査工数が追加となります。
移行審査に備えての対応として、注意が必要なことは、審査機関(上記の国際システム審査)でも注意を促していますが、以下のコメントを理解しておく必要があります。
改訂版の正式発行に先立って「改訂は管理策部分に限定」との情報が流れていましたが、改訂作業の最終段階で規格本文部分まで改訂範囲が広がる事となりました。事前に情報を入手されていた組織様は、最終的には改訂は規格本文にも加えられた事ご承知おき下さい。(改訂の範囲が広がった事により、移行審査における追加工数に関する要件も変更されました)
https://www.isa-cb.co.jp/library/isa_isms_2301.pdf
※一番最後のコメント
また、すでにISO27001を取得している組織が、再認証審査(更新審査)で、移行審査を受ける場合、「2024 年4 月30 日を超えて計画される再認証審査は、改訂版でなければならない」ということも要注意です。
いずれにしても、2022年度版への移行対応は、余裕を持って、対応されることが必要です。