ISOの要求事項である、外部や内部の課題の把握、利害関係者のニーズや
期待の把握、取り組むべきリスクの決定、これらは審査機関にも当てはまります。

企業が「社会の公器」と言われるように、第三者認証という「公器」に携わる
審査機関も社会が求めるニーズや期待に応えなければなりません。

応えられなければ、企業からの審査依頼がなくなり、
審査機関としても運営できなくなります。実際、そのような事例もあります。

「とてもそのように考えているとは思えない」という厳しいご意見もあると思います。
審査機関に属していても、審査先からのクレーム情報を聞き、そのように思うことが
あります。

ですが、私自身、ISO9001認証を含む「第三者認証制度」の意義を強く感じ、
社会にとって価値のある「仕組み」だと信じている人間の一人です。

またまたISOの要求事項の話になりますが、審査機関も顧客重視、顧客満足の
把握に取り組んでいます。審査後のアンケートを実施している場合や、
苦情や要望の専用窓口の設置など様々な方法があると思います。

是非とも、遠慮することなくご意見をお寄せ下さい。それにより審査機関も鍛えられ、
皆様に良好な審査サービスを提供することにつながります。

余談ですが、とあるベテラン審査員に聞いた話です。

「今回の審査は喜んでもらったな〜」と良好な雰囲気のうちに審査を終えた企業から、
後日とても厳しい苦情が入り、相当凹んだらしく「突然、後ろからバッサリ斬られた
感じだった」と。そのような辛い経験をしないよう精進しよう思いました。
 

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