審査では様々な記録に触れますが、その表題部分で気になることがあります。
それは、表題部分の「情報量」です。

皆様の会社の記録を思い浮かべて下さい。表題部分にはどのような情報が、
どの程度記載されているでしょうか。

言い換えると、どのような情報を、どれだけ「記載しなければならない」様式に
なっているでしょうか。

例えば、製造業であれば品名、品番、受注番号、顧客名、寸法、材質、
営業担当、設計担当、受注日、納品日、建設業であれば、顧客名、工事番号、
工事名、工事場所、工期、工事概要、現場代理人、設計担当、
はたして、その情報は「誰のための」記載でしょうか。

第三者として目にすると「丁寧で解りやすい」とも感じますが、実際に記録を
作成する人のことを思うと「この情報を記載するのは少し面倒かな」と感じます。

会社によっては自動で引用記載されるなど便利な仕組みがあったりしますし、
何よりも審査員が話すには「おせっかい」過ぎますので口にはしません。
(実は、時々ちょこっと話します)。

ですが、社内の人にとって最低限必要な「識別レベル」を考えると、
絞り込める可能性を感じます。

記録作成の手間を少し減らす「ちょっとした」工夫かも知れませんが、
発想の転換として他への応用も可能な考え方です。
 

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