ある中堅企業の審査でのことです。長くISOを運用しており、マンネリや形骸化を感じてきたため、ISOの仕組みに限らず「普段感じている社内ルールや仕組みの問題点」を社内アンケートで募っておられました。

社長曰く「想像以上にたくさんの意見が出ました。それも、一部の社員や部門に偏ることなく、たくさんの問題点や意見が…」

私は、「そんなに問題点があることがショックで…」と続くのかと思いました。

ですが、意に反して「まだまだ、会社が社員から“見捨てられていない”ということです」と喜ばしくおっしゃったのです。

審査を通して、活力のある・雰囲気のよい会社と感じていましたので、その理由がわかった気がしました。

「うちの社員は物足りない」「うちの若手は元気がない」等と、“見捨てるかどうかは会社側”との前提に立った発言はよく耳にします。ですが、最近は「人件費は経費ではなく投資」とも言われます。

会社・経営者・社員との関係をどのように考えるべきか、その素晴らしい事例に触れることができました。

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